人を知る

04 生産 吉原 健太さん

単調な作業の時間こそ、自分の集中力が試されている。

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思い返せば入社1年目から、新人にはあまり任されない業務を経験させてもらっていました。製品の発注管理やスタッフへの指示、計量調色(※1)など…。自主的に上司にかけあったわけではありません。今、僕の主な業務である色検査もそうです。もともと検査担当ではなかったんですが、空いた時間によく検査室を覗いてたんですよね。その様子を見た上司が「やってみるか?」と声をかけてくれて。色検査は、生産した塗料と見本色が合っているかを目視で確認する作業のことです。検査件数は、多い日で1日に400件くらいでしょうか。単調な作業に見えて責任は重大です。色の違いに気づかず見落としてしまうと、お客様のもとに要望と違う色が届いてしまうので。機械によって自動的に塗料が注入された缶ならデータの読込ミス。人の手によって塗料が注入された缶なら、計量ミスが想定されます。どちらにせよ最後は人の目で確かめます。たまたま担当することになった業務ですが、今はいかに効率良く作業を進められるかを考えています。

計量調色(※1)…当社では、白色塗料の配合が少ない濃い色の生産は人の手で調色する。

興味を示せば学ぶ機会を与えてくれる この環境が、楽しい。

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今は色検査が主な業務ですが、最近は新製品の調色が記載される指示書の作成も上司から学んでます。これからはこういった管理部門の知識をどんどん吸収したいですね。1つ気になることがあると、あれもこれも気になってしまう。知りたがり屋ですね(笑)。断れないという性格も少しだけありますけど…。でもそのおかげで色んな業務に携われるからラッキーだと思ってます。

こうやって楽しみながら色んな業務に取り組んでいられるのには、工場長の存在が大きいと思います。感謝の気持ちを日頃からしっかりと言葉で伝えてくれるんです。僕が新人の頃からそれは変わりません。誰に対しても「努力して当たり前」という態度ではなく「いつも頑張ってくれてありがとう」と伝えてくれるんです。周囲にもその空気がどんどん伝播しているのがわかります。どんな仕事をするかというのももちろん大事ですが、どんな人と、どんな環境で働けるか。私はその面でとても恵まれていると感じます。

環境を良くするために自分が変わる。そんな考えを持つようになった。

周囲からの感謝の気持ちに応えたいけど、自分に何ができるだろう… そう考えて思いついたのは、作業する人にとってもっと働きやすい環境を整えていきたいということです。これまでたくさんの業務を学んできた自分の経験を生かしたい。塗料を計量する人、ラベルを貼る人、リフトを運転する人…色んな役割を担当する人が同じ工場で働いています。荷物の置き場所から作業中の動線まで、皆が同じ場所で働いているからこその動きにくさや悩みも多いと思うんです。「吉原健太に頼んだら、きっと親身に聞いてくれる」。困ったときに、そう思い浮かべてもらえる存在になれたらいいですね。工場の環境が良くなれば、製品の品質向上にも繋がると思いますし。

ただ、そのためには克服しなきゃいけないこともあるんです。好奇心旺盛な性格ではあるんですけど、人に注意することが苦手で。どうしても気を使ってしまうんです。でも、本当に頼れる存在は。優しいだけじゃつとまらないので…。工場長に相談でもしてみようかなぁ。「勇気出すしかねえよ! 」なんて言われてしまうかもしれませんね。

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わたしのこだわり

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必須アイテム

後輩に指導する際に欠かせないマニュアル。いつもここに立ち返って確認します。

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プライベート

岐阜県にて、趣味の写真撮影。アングルを定めて狙った瞬間にパシャリ。

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